データ・AI・IoTは、多くの産業で大きなメリットをもたらしますが、ビジネスにおいて、どこで、またどのように価値を最大化できるのでしょうか。

その鍵となるのは、IoTの産業資産より導きだされたデータを実際にアクション可能なタスクに翻訳し、事業戦略をインテリジェントに策定する能力です。事業発展のため、高速大容量通信を活用したサービスによりオペレーションを変革する方法を通信事業者や各企業が模索している5G時代には、その能力がより重要となってきます。

ワイヤレステクノロジーやデジタルサービス分野において、お客様の新事業開発を支援してきた豊富な経験が評価され、GSMAから『モバイルワールドコングレス2020』のデジタルコンテンツの一部として、本トピックに関するセミナー開催を依頼されたことを、光栄に思います。

日立製作所のサービスイノベーション

「協創によるさらなる事業発展のため、IoTやAIをどこで、またどのように導入すればよいのか?」 これは、長年弊社のお客様である日立製作所が1年ほど前に提起された問いであり、GSMAのセミナーの論点でもあります。

この問いに答えるため、弊社と日立製作所はコネクテッドエンタープライズの新たな収益源を自動的に特定できるようにするためのIoTプロジェクトに着手しました。

以下動画にもある通り、この度日立製作所の主任研究員であるLan Lin氏と共にセミナーに参加できましたことを、嬉しく思います。また、モバイルワールドライブTVのインタビュー動画も、併せて掲載いたします。

AIを斬新な方法で活用したIoTプラットフォームを創り出すことで、Lin氏率いるチームは顧客の事業に関する知見を得ることができ、最も魅力的な新しいサービスを形作ることができました。(製造業における予防保全や、輸送業におけるルート最適化などが事例として挙げられます。)これは私たちが 「サービスイノベーション」 と呼んでいるコンセプトであり、最近発表されましたブログ『サービスイノベーション:機は熟した』でも解説しています。

本プラットフォームにより、日立製作所はすぐにトライアルを実施できたことが成功の鍵であり、価値のあるサービスであると証明されました。この様なIoTプラットフォームを開発し、大規模に展開する前にアイデアを試し検証することは、IoTを活用するうえで不可欠な要素であり、プロジェクトの成功の鍵となります。これはトップダウンの事業戦略を補完するだけでなく、長期的な価値を定義することができ、飛躍的な事業成長へと繋げることができます。

本プロジェクトのパートナーとして弊社をお選びいただき、そしてモバイルワールドコングレスという機会で、その成果をお話くださいましたLan Lin氏とチーム全ての皆様に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。本プロジェクトは私たちにとっても大変興味深く刺激的な経験であり、協創によるイノベーションが素晴らしい成果を上げることができるということを示しました。

5GやIoT技術を活用した事業開発を支援する弊社サービスに関しましては、スマートコネクティビティのサイトをご覧ください。

 

執筆者:

エイジェイ バン ボクホーベン

産業&コンシューマ事業本部
戦略的イノーベーショングループ
責任者・グループリーダー

戦略的イノベーショングループ・リーダーとして、イノベーションマネッジメントおよび新技術の事業化プロジェクトを専門とし、技術コンサルティング業界において20年以上の経験を有する。

執筆者
AJ Van Bochoven
Head of Strategic Innovation