We're shaping the future of deliveries with precision location and identification technology
昨年末にDelivAir技術を発表して以来、素晴らしいフィードバックをいただいており、テクノロジー業界から熱狂的な注目を集めています。しかしドローン配達サービスの実現性には疑問の声もありました。無人航空機(UAVまたは「ドローン」)は既存の航空交通と安全に共存できるかという質問をよく受けます。
米連邦航空局は共存できると思っていると最近のニュースは伝え、米国で無人飛行試験を開始するテクノロジー企業の第一群を選びました。この中にはApple、FedEx、Google、Microsoftなどの有名企業が入っています。
よく知られたこれらの企業だけでなく、他にも無人航空配達(UAD)のチャンスをものにしようとする企業が名を連ねています。Flirteyは、ウインチで荷物を配達することを考えており、Ziplineは受取人の裏庭にパラシュートで配達することを考えています。
今までUAVの使用は、十分にコントロールされた空域に限られており、パイロットの視線の上まで自律機を飛ばすことは違法でしたが、この状況は少なくとも米国では変わりつつあります。これは業界にとっては大きな一歩であり、航空機自動化の可能性の世界を開きます。
この進歩は米国市場に限ったものではありません。Ziplineはすでにルワンダでうまく活動しており、緊急医療用品を遠隔地施設に届けています。ヨーロッパは一歩遅れているように見えますが、ここ英国では新しい航空機自動化産業をスタートさせる準備がすでに始まっています。
数ヶ月前、英国の航空交通プロバイダーNATSは、ユニバーサル航空交通管制(またはUTM)を可能にするシステムや方法を提供しようとする新興企業Altitude Angelと提携したことを発表しました。NATSは、今年末にかけてUAVサービスのテストを開始し、早ければ2019年にはサービスを開始したいと述べました。
これらのサービスはどのようなものになるのでしょうか。米国での試運転がこれまで通りなら、多岐にわたるでしょう。マッピングサービス改善のためのデータ収集、昆虫個体群のモニターおよびコントロール、空港のインフラや警備などが可能性のあるプロジェクトです。
英国で試運転を行いたいその他の面白い応用として、捜索救助ドローン、生態学的な場所のモニターと保護、または我々のDelivAirコンセプトのような「手元に」荷物を届けるサービスなどもあるかもしれません。安全性が成功への鍵です。UTMは、航空フェールセーフシステムや集団ロボット制御をすでに確立していたり、他の技術分野で応用した経験があるため、航空ロボットサービスの新時代はより身近に思えます。
同僚のAlexandra Mauchleが最近Futuristics logistics conference (未来型ロジスティック会議)で「Last mile aerial delivery(航空機配達まであとわずか)」のプレゼンを行いました。資料は、こちらのSlideShareでご覧いただけます。