プロジェクトの 目的


CO2排出量削減という 世界共通の 差し迫った 社会課題に対して、 お客様と ケンブリッジコンサルタンツが 強力な タッグを組み、 重要な デジタルサービスの 変革を 推進した 事例をご紹介します。 当社は、 建築や都市における 環境保全技術の エキスパートである Redbarn Group社と 協業し、 住宅や 商業施設で 熱測定を実施できる 画期的な デジタルサービスを 開発しました。

熱効率を 検証

世界的な 気候変動問題は、 本プロジェクトの きっかけとなりました。 住宅価格の 高騰に伴い、 英国政府は 年間30万戸の 住宅供給に 取り組んでいます。 しかし 英国内全体の 排出量の 約18%が 家庭からとなっており、 脱炭素化を 推進する上で、 家の熱効率 (含グリーン・ スティミュラス (緑の景気刺激策)の 投資利益計算)を 検証することが 最も重要と なってきています。

新たな サステナビリティ 条例

これまでは 商用化を実現した 検証方法が 無かったため、 当社が 開発を支援した デジタル ソリューション 「ベリサーム」には 非常に 大きな 効果が 期待されます。 サステナビリティの 必要性が叫ばれ、 新たな 条例が 検討される中で、 英国政府は 深刻な 問題に 気付いていませんでした。 検証の結果、 求められる エネルギー効率の 基準を満たす 新築住宅は ほとんどなく、 最も性能の悪い 建物に至っては、 設計時に 想定された 放散熱量の 約10倍も 熱損失が ありました。 ほとんどの 住宅の 光熱費や それに伴う CO2排出量は、 平均して 想定の 2.6倍以上と なっていたのです。

課題


設計と 実際の 建築物の ギャップを 埋める

本プロジェクトは、 「設計と 実際の 建築物には 熱効率に 顕著な 差異がある」 という 根本的な 課題の解決に 挑戦しました。 まず、 従来の評価方法は 幅広く 採用されるには 時間と 費用が かさむことから、 実質的に 目的に 適さないと 広く 認識されていました。 実際、 「ベリサームは、 住宅からの CO2排出量や 光熱費の削減、 また、 英国の カーボン バジェットの 達成に 貢献できるでしょう」と、 英国の 住宅・ コミュニティ・ 地方自治省から お墨付きを 頂きました。

デジタル トランス フォーメーションが ゴール

重要なポイントは、 単なる 住宅用 テスト ソリューションから Redbarn Group社の 将来を担う デジタル サービスへと 進化させることでした。 建設業界の 請負業者や 代理店、 フランチャイズ 加盟店は、 承認された ベリサームの キットを使用し、 簡単なテストを 一晩で実施することが できます。 これにより、 ビジネス チャンスに 迅速に対応でき、 消費者の信頼を 高める サービスの 展開が 可能になりました。 安価 または 劣悪な 素材を使用した 断熱材、 あるいは 不適切な 断熱材の設置など、 設計仕様が 損なわれているかどうかを 判断する方法は、 現在のところ ベリサームをおいて 他にありません。

特許取得の アルゴリズム

では、 どのように その信頼性を 担保しているのでしょうか? また、 計画通りに 建設が進んでいるか、 気候に合わせて 施行されているのか、 コスト効率の 目標に 沿っているか等、 どのように 証明できるのでしょうか? ベリサームは、 シンプルな センサーと 熱機器 (電気ヒーターや 送風機)を ネットワーク化し、 熱効率が 想定範囲内かどうかを 判断します。 データは クラウドに アップロードされ、 特許取得した アルゴリズムにより、 わずか一晩で 信頼性の高い データを 得ることができるほど、 非常に 効率的なのです。

ケンブリッジコンサルタンツとの協業で、新築住宅のみならず、建築のサプライチェーンのあらゆる側面で、シンプルかつスケーラブルなサービスを実装できたことを嬉しく思います。
トム フェントン 氏
CEO 兼 創業者 / Redbarn Group社

プロアクティブな 戦略的 インプット

サプライヤーではなく パートナーとして お客様と 協業できることが 当社の誇りです。 お客様が 強みを さらに伸ばしていく際に 補完し 完全なものにすることが、 当社の役割です。 今回は、 技術的 専門知識の提供、 アルゴリズム開発、 テスト施設の 活用にとどまらず、 積極的に 戦略的な提案も することができました。  また、 建設から テクノロジー サービスにいたるまで、 Redbarn Group社の 方向性を 定義するために不可欠な、 ビジネス インテリジェンスを 提供したり、 戦略 ワークショップの ファシリテートもしました。

当社の スキル

本プロジェクトに 必要不可欠な 数学や 物理学などの 技術スキルは すべて 社内に揃っていました。 過去に 熱測定実験用の 住宅施設を 有していたこともあり、 必要条件や 落とし穴なども 理解していました。 当社の強みは、 バランスのとれた アプローチで、 必要な部分のみ 支援できることです。 Redbarn Group 社は 建設分野に 精通している為、 分野外である 電気工学や デジタルに 当社の スキルを活かして 補完することに 焦点を絞りました。

本格的な サービス開始

次のステップは、 実証実験、 つまりは エンド・ ツー・ エンドの システム実証を終え、 本格的な サービス展開へと 拡大するための 資金調達です。 2020年秋の 実証実験成功により、 投資家や パートナー、 住宅建設業者の 候補に対し、 サービスの利点と 有効性を 理解して頂くことができました。 Redbarn Group社は 当初より、 英国市場のみならず グローバル展開も 視野に入れています。 変革の 機が熟した タイミングで 市場投入される デジタル サービス イノベーションは、 数百万ポンドの 収益が 期待されています。

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