画期的なイノベーションのスペシャリストであるケンブリッジコンサルタンツは、血管内手術を大きく変える技術を本日発表しました。使い捨て高解像度超小型カメラのデモ機を使って説明されたLeap と呼ばれるこの技術は、静脈と動脈内のデジタル画像を撮影することのできる初のカメラです。

Designing disruptive technology to revolutionise diagnosis & treatment

Omnivisionのサブミリカメラの最新世代であるLeapは、今日の画像技術ではアクセス不可能な生体構造の画像を外科医に提供します。この超小型の「chip-on-tip(チップが先端に付いている)」は、400 x 400画素画像(0.16万画素)の標準性能を持ち、通常の光ファイバー血管内視鏡よりも桁違いに向上しています。また、今後はカメラの更なる小型化も期待されています。内視鏡の先端に画像センサーが付いていることからchip-on-tipと呼ばれており、光を大きな外部処理塔に送信する従来のファイバー束とは対照的です。

将来的には、Leapの技術を弊社の「超高解像度」画像処理技術と組み合わせて解像度を1600 x 1600画素(2.6万画素)まで向上せることもできるかもしれません。この最先端特許技術は、デープラーニングを活用して従来の拡張に伴うボヤケを起こすことなく低解像度画像を強化し、最終的には最も難しい心臓血管手術の現場で画像を提供します。

優れた予測的情報を提供できるにも関わらず、現在の手術用内視鏡は柔軟性が乏しく、視野が狭く、解像度が低いため、血管内視鏡には広く使われていません。直径1.35mnのLeapの初期試作品は小型で、冠動脈内視鏡のような手術にも使用できるほど柔軟です。Leapには、組織分類や標準的でない血管閉塞の直接画像処理のような新機能があり、外科医はより多くの情報を入手することができます。従来の内視鏡の枠を越えて、Leapを使った検査を血管内超音波法(IVUS:Intravascular Ultrasound)や断層映像法(OCT:Optical Coherence Tomography)などの今日の最新技術と組み合わせれば、手術中の診断テクニックを向上させるることができます。

従来の内視鏡は、使用後の消毒不足により感染や機器破損の高いリスクがありました。このような障壁をいくつも乗り越えたLeapは、、安価で、通常のパソコンから操作可能な使い捨て内視鏡であり、大きく高額な手術室インフラを必要としません。chip-on-tip技術のコストの下落により、従来の内視鏡システムの費用が大幅に低下します。これは、経済的な使い捨て機器の導入により消毒やメンテナンス費が削減されることで達成されます。

「弊社の血管内機器における経験と、マイクロ光学、システムエンジニアリング、AIの知識を外部製造パートナーと共に組み合わせました。その結果、採算の合う、通常の血管カテーテルのワーキングキャネルに挿入できるほど小型な使い捨てカメラシステムが出来上がりました。」と弊社Surgical and Interventional ProductsのトップSimon Kargerは述べ、「Leapは、手術室で実用的な直接可視化を実現し、新しい構成、センサータイプ、画像処理法(分光法など)を統合するためのプラットフォームを提供する初めての技術です。血管内手術の画像処理を次の段階へと進め、前代未聞の手術体験を可能にします。」と述べました。

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